1・とうもろこしの名前の由来は? ポルトガル人によって16世紀に日本に伝えられた、「とうもろこし」は、「モロコシ」という中国から渡来した植物に似ていたことから、 「唐のモロコシ(唐は舶来)」という意味で「トウモロコシ」と呼ばれるようになりました。 ただし「モロコシ」の漢字は「蜀黍」や「唐黍」と表記されており、漢字で書くと「唐蜀黍」や「唐唐黍」となり意味が重複してしまうため、 「唐」の代わりに「玉」を用いて「玉蜀黍」としました。 この「玉」は、とうもろこしの別名である「玉黍」に由来し、とうもろこしの実が美しく黄金色に並んでいる様子を表現しています。 また、とうもろこしには「南蛮黍(なんばんきび)」や「唐黍(とうきび)」など、「南蛮」や「唐」といった「舶来」を意味する言葉が冠された別名も存在します。 なお、地方によっても呼び名が異なり、日本語では「トウキビ」や「トーキビ(唐黍)」、「ナンバ」、