ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (117)

  • 養子を迎えることを考えた。 - Everything you've ever Dreamed

    立たねえ。タマねえ。そんな僕の体の欠陥が大きなハンデとなり、厳しい戦いに終始した二年間の妊活が長い話し合いの末終わってからちょうど一年になる。僕は41才。いつの間にかオッサン狩りの獲物となり周りからは老害扱いされはじめているけど、まだまだ若いつもりでいるので、これからの数十年の人生を子供なしで生きていくと考えると少し寂しい気持ちになる。 はもっとそうに違いない。は決めたときから子供について何も言わない。友人の出産祝いを買いにいくときなどは絶対に思うところがあるはずなのにだ。僕を思いやっての無言なんだろう。でも僕は責めて欲しかった。はっきりとタマなし野郎と責めてくれたほうがいくらか気分が楽だった。 潔く決めたはずだけれど、僕らの決定が正しかったのか間違っていたのか今はまだわからない。正しかったなんて胸を張るつもりはない。人生を終えるときに間違っていなかったと思えればそれでいい。これからの

    養子を迎えることを考えた。 - Everything you've ever Dreamed
  • 好きなこと 仕事になんか したくない - Everything you've ever Dreamed

    「好きなことを仕事にする」という考え方を見かけるたびにアレルギー反応が出てしまう僕のヤワなカラダ。具体的には二の腕にチキンポック。僕は、好きなことを仕事になどしたくない。好きなことが嫌いになることほど不幸なことはないからだ。 きっつー、ばっちぃ、アブねー。3Kという言葉があるように、仕事には嫌なこと、メンドくさいことが付きまとう。たとえ好きなことでも、仕事にした瞬間、嫌な部分を突きつけられるわけだ。きっつー。仕事とは金を稼ぐことなので、仕事それ自体に問題がなくても、金を支払ってくれる人との関係がうまくいかず面白くないことだってある。めんどー。 文章を書く仕事もやっているけれど、それは、文章を書くという行為が好きではないからだ(好きじゃないのでなかなか上達しない)。文章という手段を選んでいるのは、自分の考えを相手に伝える際、会話の次に効率的だからだ。それしかない。文章よりも楽に、正確に、伝達

    好きなこと 仕事になんか したくない - Everything you've ever Dreamed
  • 仕事始めの日に退職届を出した同僚の言い分 - Everything you've ever Dreamed

    勇敢というよりは蛮勇と言うべきだろう。同僚が1月3日仕事始めの日に退職届を出したのだ。年休を消化するのでもう来ないらしい。同じオカマバーの飯をった仲なのに薄情な奴だ(ポッキーゲームを飯と呼ぶにはいささか抵抗があるが)。彼は僕らを引っ張るタイプの人材だった。今まで何回、彼に足を引っ張られ、仕事をしくじったことだろう。実に惜しい。彼がいてくれたおかげで僕らは自分の失敗が目立たず、救われてきたのだから。これからは誰がその重責を担うのか。先が思いやられる。 ウチの会社は昨秋から業績がV字ならぬI字回復して現在絶好調(好調の要因が不明なのが不気味だが)。その一方で、ここ数年退職者が相次ぎ、「自然リストラ」と称して補充も怠っていたため各部署で人員不足かつ高齢化。そのようなプラスとマイナス要因で結果的に多忙を極めている。なので特に仕事が出来る人物でなくても犬よりはマシ、彼のような人物でも抜けられると

    仕事始めの日に退職届を出した同僚の言い分 - Everything you've ever Dreamed
  • ブロガーの収支/月200万PV50万円以上を稼ぐ方法 - Everything you've ever Dreamed

    僕がウェブ上に日記を書き始めて15年以上になる。いろいろなサービスを渡り歩いてきたが、はてなブログを利用し始めたのが13年12月なのでちょうど丸2年。僕がウェブ上に日記を書き始めた頃と大きく変わったのは、ウェブ日記がブログと名称を変えたことと、PVやブログで稼いだ金額とそのノウハウをブログ上で公表するようになったことだ。僕はそういう記事を積極的に読もうとは思わない。なぜならそれらのノウハウのうち、どれくらいのものが有効なものなのか疑わしいからだ。 実のところ僕は自分のブログを積極的に読んでいる人がどれだけいるか知らない。はてなブログの購読者数が2600なので各リーダーの登録者数を足しても数千程度くらいだと見込んではいる(確認する術を知らない)。はっきりいってニッチだ。はてなブログは購読者数のランキングを発表していないので、2600という数値がどのくらいの位置にあるのかはっきりはわからないけ

    ブロガーの収支/月200万PV50万円以上を稼ぐ方法 - Everything you've ever Dreamed
  • デキる上司は二度部下を殺す。 - Everything you've ever Dreamed

    野垂れ死にした部長の墓参りをしてきた。貴重な休日を、そのような有害行事で潰したくはなかったので、部長の息子氏からの執拗な墓参り誘いに対して僕の意志が揺らぐことはなかった。亡き部長が東大に入る学力があると自慢していた息子氏は、都内Fラン大学を中退後事業を起こして失敗、現在格闘家を目指してジム通いを続ける有望な人材である。僕の鉄の意志が一転することになったのは「キャバクラおごります」という有望な息子氏の一言による。たかが墓参りに私財を投じるアホがいるとは…今思えばこのとき感じた疑念を格化させておけば良かったのである。後悔先に立たず。僕はいろいろなものが立たない。 誰からも惜しまれずに自称寿退社した後、蒲田→足立区→戸越と流浪の末行き倒れ、帰らぬ人となった部長。家族から縁を切られ無縁仏となったはずの部長が、どのような経緯で墓に入居できるようになったのか…全く興味がわかなかったのであえて聞かなか

    デキる上司は二度部下を殺す。 - Everything you've ever Dreamed
  • 妻と別居していた41歳の僕にクリスマスの奇跡が起きました! - Everything you've ever Dreamed

    今年のクリスマス、僕に起きた奇跡について語りたい。 12/8 突然、サンタさんからの手紙が届いた。 「サンタさんへお願いを」 欲しいものを書けという。偉そうに。最後にクリスマスプレゼントを貰ったのは1985年のクリスマス。以来、30年、贈る側にまわっていたので、いざ、欲しいものと言われても思い浮かばない。「何がもらえるかわからないから、ワクワクドキドキして楽しいのではないか!」とクレームを入れるとは「私は貴方の趣味嗜好がわからないし、推測推定予想するのも面倒くさいです。欲しいものを教示いただいて購入するのが一番効率的ですー」というお答えであった。人情紙風船。 「アストンマーチンが欲しいなー」と言えば、「金額の上限は一万円。何らかの行為行動を求めるのも不可。物品に限定」という世知辛い回答。「キュベレイのプラモ」と言えば、「日語でオッケー」という回答。キュベレイは日語だ。 「キュベレイ」

  • 妻が出て行った。2015冬 - Everything you've ever Dreamed

    「オナネタにされたら女子はわかります」 思春期にそのような誤った知恵を刷り込まれて以来、三十年ものあいだ、毎朝、ビクビクしながら往来を歩いている。まったくのデタラメというわけでもないからタチが悪い。昨夜、ネタにした女性が、翌朝、目の前に現れたら挙動がおかしくなるのは目に見えているからだ。 知人をネタにするとバレてしまう。新垣結衣様をはじめとする有名人はリアル感に欠ける。追い立てられるように、リアルと非リアルの狭間の存在を相手にするしかない。具体的にはコスプレイヤー様。インターネットにセクシーな画像をアップしていただいているコスプレイヤーの皆様にはこの場を借りてお礼を申し上げたい。ありがとう。皆様のおかげで僕は今日まで人生をサバイブしてこられた。当にありがとう。 もっとも、中学生時代に誤った知識を僕に教授し、僕の人生のいくぶんかを味気ないものにした女性、後輩の矢鳴さんを僕は、今まで一度とし

    妻が出て行った。2015冬 - Everything you've ever Dreamed
  • やたら体を触ってくる女の人ってタマにいるよね - Everything you've ever Dreamed

    季節外れの台風が襲来したような非人間的な朝は、「濡れちゃった~」「超ぐちょぐちょ~~」そんな、女子高生たちの言葉だけが僕を人間にする。ダイヤの乱れた電車の中で、心を乱さないよう、鼻から口へ、呼吸を切り替えやり過ごす。もし可憐な花の匂いを嗅いでしまったら…。想像するだけで僕は頭を抱えてしまう。君子危うきに近寄らずなのだ。 ふと、あの暑い夏の苦い記憶が蘇る。炎天下の外回り営業でフラフラになった僕は、暑さで溶けそうな電車の床を睨みつけることで、精神が散り散りにならないように耐えていた。しばらくして、たまたま僕の視線の先に立っていたミニスカ女子高生から「じろじろ見てんじゃねーよ。ハゲ」と恫喝された。たまらず飛び降りた次の駅、「ハゲ…ハゲ…ハゲ?」と呻きながら生え際を確認した、あんな苦しい思いは、もう、したくない。正直に告白しよう。諸君、僕は、女子大生以外の若い女性が好きではない。往々にしてこういっ

    やたら体を触ってくる女の人ってタマにいるよね - Everything you've ever Dreamed
  • 夫婦別姓について妻と話をしました。 - Everything you've ever Dreamed

    夫婦別姓についてと話をした。夫婦別姓がスタンダードになったらどの姓を名乗るかについての議論だ。ちなみに現在、は僕の姓を名乗っている。議論は「夫婦どちらかの姓を名乗るというのもフレキシブルじゃないよね」という疑問から、いわばネクスト夫婦別姓というべきものに発展した。は《夫婦がまったく関係のないキラキラな姓を名乗る(例/きゃろらいんちゃろんぷろっぷ)》《夫婦がお互いの姓を交換して名乗る》さらに発展して《誰とでも自由に姓をトレード》という、姓ポータビリティ持論を展開した。天才なのかアホなのかわからなかった。 特に《夫婦が姓を交換して名乗る》は実家の箱職人を継ぎたくない、とはいえ江戸時代からの由緒正しい箱屋が絶えてしまうのは忍びない、それなら僕に継がせてしまおう、というだけの利益が反映していた。そのアイデアを、Win-Winと自画自賛し上機嫌であったが、そりゃ勝利の2乗だから嬉しいに決まっ

  • 年150万はキャバクラに突っ込む男がガチで薦める、アフターで使っていたお店 - Everything you've ever Dreamed

    男家庭に育ったおかげで、女性に目覚めてから毎週のようにキャバクラに通い詰め、VIP席に通されるようにまでなってしまった。そこで今は結婚して通えなくなってしまったけれど、かつて愛用したキャバクラ嬢とのアフターに使えるお店を紹介したい。月に5万~10万をキャバクラ体に突っ込みたい老若男女におすすめだ。僕はとことん外見重視なのでトークが面白いママと遊びたい方はどーぞ場末のスナックへでも行ってください。 実のところアフターで使う店は二択しかないと言っていい。 焼肉か、お寿司だと思う。 事前に深夜営業をしているお店を調べて誘うといいかもしれない。ポイントは出来る限り間接照明のお店にすることだろうか。夜の蝶を明るいLED照明の光の下で見ると夢が醒めてしまうからだ。各自適当に頑張ってもらいたい。 聡明な人はすでにお気づきだろう。「だと思う」「かもしれない」などと気弱な言い回しからわかるように、お恥ずか

    年150万はキャバクラに突っ込む男がガチで薦める、アフターで使っていたお店 - Everything you've ever Dreamed
  • 非童貞を殺す言葉 - Everything you've ever Dreamed

    かつての恋人が言ってくれた「内臓の位置が変わっちゃう!」という言葉を胸に抱いて死んでいきたい。言葉の主は、お嬢様大学を卒業後、外資系企業に勤務していた女性で、別れの原因はボタンの掛け違いという言い回しが大袈裟に聞こえるほど些細なものだった。性格。ルックス。収入。勤務先。将来性。乗用車。趣味。性癖。ビジョン。たったそれだけのことで僕らは別れてしまった。彼女は今でいうところのキラキラ女子だった。彼女との記憶の美しさは、マイナスな意味で使われがちな「キラキラ女子」に、ポジティブなイメージを与え続けている。 彼女と出会う前の僕は、極端にいえば女性が怖かった。憎んでいたのかもしれない。ずっと昔の話。「こういう迷惑メールを送ってくるの。恥ずかしくないのかな」これは僕が送ったデートのお誘いメールに対する返事だった。相手は会社の後輩で、今思えば独りよがりだったのだけれどイイ関係にあると僕が思っていた相手。

    非童貞を殺す言葉 - Everything you've ever Dreamed
  • 読みたくなくなるブログの特徴 - Everything you've ever Dreamed

    こんにちは。ライターのフミコです。 突然ですが僕が読みたくなくなるブログの特徴を挙げていきたいと思います。「下ネタが多い」「デリカシーに欠ける」「絶対に勝てる相手に対してマウントポジションからボコボコ殴る」「おっさん臭い」といったところでしょうか。ここまで列挙して気づいてしまったのですが、このブログのことですな。だから皆に疎んじられ、結果、十年以上やっていてもスターダムに乗れていないのですね。淡々とマイペースにやっているのがいいと言ってくださる奇特な人もいますが、注目を浴びないというのは少々寂しい気もします。誰にも求められてないのに自分の下半身を切り売りするようにして下ネタを書き続けるブログ…。 しかし、他方では、あっという間に僕を抜き去り注目を浴びてスターになってしまうブログも多々あります。たとえば、つい先ほど、とあるPVに悩むブロガーがデリケートな問題に対してありえない絡みかたをして炎

    読みたくなくなるブログの特徴 - Everything you've ever Dreamed
  • 妻がドルアーガの魔力で石になりました。 - Everything you've ever Dreamed

    文化の日の朝、目が覚めるとドルアーガが立っていた。前夜、の目を逃れてXEVIOUSを鑑賞したのがよかったのか、通販で買ったブルークリスタルロッドが役に立ったのか、お風呂でひとりさびしく試してみた各種ポーションが効いたのか、わからない。僕は剣を持った勇者ギル。いざ、行かんドルアーガ!気合いと同時に僕はの名前を叫んでいた。なお、諸般の事情によりこの文章は終始ナムコな表記になっているので各自脳内で変換していただきたい。 何年前だろうか?「アサダチとは何ですか?」とから訊かれたのは。そのとき。心で泣きながら「僕らには関係ない事象さ、忘れてくれ」と答えてから僕のオペレーション・アサダチは始まったのである。 肉体的にも精神的にもツライ日々だった。己を追い詰めるような毎晩のXEVIOUS鑑賞。地獄の沙汰は金次第と教えられドル払いもした。ブラスター発射のためのマカ・亜鉛の摂取。すべてのためだった。

    妻がドルアーガの魔力で石になりました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 妻に「やらないか」と言ってみた。 - Everything you've ever Dreamed

    オリオン座流星群の影響で宇宙パワーが高まった僕は、大いなるものに突き動かされるようにして有史以来絶賛レス状態にあるを誘っていた。ダメ元である。ちなみに僕らのレスは、一回もいたしたことがない完璧に美しいものだ。 「無理です」リビングの健康ソファに座り、算盤から目を離すことなく即答するは最近、ボケ防止のために算盤をはじめている。拒否される理由が見当たらないので即座に女の子の日と推定。デリケートな話題だ。言葉を選ばねばならぬ。頭ではわかっているものの、あの日来たことの名前を僕らはまだ知らない。仕方なく、テレを隠すように英語で「ユー、メンス?」と訊くと「ノー、メンス」。 は固辞の理由を「意味がないから」とした。納得いかない。「意味って何だ?確かに金にはならないよ。しかし金にならないのを理由としていたさないのは、いかにもマネー資主義に毒されすぎてやしないかね」詰め寄る僕に対して、「キミ、

    妻に「やらないか」と言ってみた。 - Everything you've ever Dreamed
  • 昔愛したエロ本が家族に見つかった。 - Everything you've ever Dreamed

    実家の母から電話があった。「変な、見つけたけど捨てるからね」瞬間的に父のエロだとわかった。押入れを片付けていて偶然見つけたらしい。僕は罪の意識を覚えながら黙っていた。沈黙は是なり。沈黙は父を守るためだ。僕のブツだと決めつけての「お父さんが生きていたらなんていうか…」「下品ね…」「よくもこんな…」「お父さんには見せられない…」。母の僕への誹謗中傷はどこか楽しそうだった。会話のなかにまだ父が生きているからだ。そう。僕らはときどきこうやって死者を必要とする。母の声を聞き流しながら、僕は、父が亡くなったあとの書斎を思い出していた。 二十数年前の初夏。葬儀が終わってから何日か経ったときだ。ティーンネージャーだった僕は、何も言わずに逝ってしまった父の死を実感することが出来ずに、父が遺したものをあれこれ精査することで、少しずつ現実として受け入れていこうとしていた。父の書斎は、たった数日の主の不在だけ

    昔愛したエロ本が家族に見つかった。 - Everything you've ever Dreamed
  • 小遣い1日2000円貰えるようになって、考え方が激変した。 - Everything you've ever Dreamed

    小遣いがアップしました。 少し前だが、に掛け合ってこづかいがアップした。金額でいうと日額100元。月15000円にくらべれば大分アップしたことになる。アップの理由は東京で仕事をする機会が増えたことに伴って、交通費や飲代がアップしてしまったからだ。なのでみんなさっさと東京に行って仕事するべき。 金が増えると精神及び人格までもが高尚なものになるらしく、以前のように金金言わなくなった。神奈川で仕事が完結していたときは有り得なかったのだが、見栄っ張りのこの僕が後輩にゴチすることが一切なくなった。元水泳部の後輩君は酒をおごらなくてもアフター5は勝手にプールで泳いでいてくれるので大変助かる。それでもやってくれる仕事は以前と変わらないのだから今までゴチしていたのは何だったんだという感じ。 買い物に躊躇するようになった。 買い控えをするようになった。僕のこづかい100元は日円でいうとおそらく1800

    小遣い1日2000円貰えるようになって、考え方が激変した。 - Everything you've ever Dreamed
  • 会社員をやめて『職人』になろうかと考えている。 - Everything you've ever Dreamed

    職人という生き方を検討している。何の職人か?ハコだ。ハコ職人だ。手作りの、箱。というのも、実は、の実家は何代も続く由緒あるハコ職人の家なのだが、の妹のシスターズが「箱に未来を感じられないです」「丸いものの方が好きです」とやんわりと継承を拒否したおかげで、跡取りがいなかったりする。 僕は、会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと…と考えると胃に穴が開きそうになる。脳裏にチラつく転職転職チラリズムに悩まされるものの、いざ転職、となって己を見つめなおすと、中年、無資格、性格悪の三重苦で、困難を極めるのは目に見えている。己を高めずに権謀術数のかぎりをつくして立身してきたがために、ポータビリティーな人間ではなくなっていた。なんということだ。実際、給与や待遇等希望諸条件を入力したはずの転職サイトからの返答は皆無。絶望のあまり「ブログでべられるよ」という妄言に耳を貸す余裕

    会社員をやめて『職人』になろうかと考えている。 - Everything you've ever Dreamed
  • 僕の結婚は失敗でした。 - Everything you've ever Dreamed

    非常に残念なことだけれども、どうやら僕の結婚は失敗みたいだ。4年前の結婚以来「以前にも増して面白くなくなった」「仕事も上の空だ」「魚には失礼だが死んだ魚の目をしている」「存在が空気」「離婚しろ」と指摘され続けてきたので薄々感じてはいた。セックスレスで、妊活もあきらめてしまった。 結婚というのはきわめてプライベートなことであり、特に僕のような思い込みと偏見の人間が客観的にそのジャッジを下すことは難しい。なので客観的である外部の声の方が僕よりも真実に近いと僕は考える。つまり僕の結婚イコール失敗。僕は、現実を直視するのが恐ろしく、自分をごまかして生きてきたが、もう、無理だ。認めるしかない。明るい近未来もみえない、明るい家族計画を使う可能性すらない闇を、今、僕は生きている。 たとえば、洗濯。「加齢臭がうつってしまいます」と言われ別々にされ、僕専用二槽式洗濯機のベランダへの設置を真顔で提案されたりす

    僕の結婚は失敗でした。 - Everything you've ever Dreamed
  • 何をしていたかより、どこにいたか。 - Everything you've ever Dreamed

    人材を見極めるときには、何をしていたかよりも、どこにいたかが重要。今日はそのことについてお話したいと思う。営業課長という立場上、僕は面接を任されることも多い。なかでも、中途採用面接を受けにくる人は、自分が何をしてきたか、何が出来るのか、アッピールすることに長けているので、ウブでピュアで壊れかけの僕は「1000人の部下を率いていました」「15年連続社長賞をもらってました」といったアッピール話を鵜呑みにしてしまい、その結果たるや、あれれ~1000人の部下を率いられても名刺交換ひとつ出来ないの~というザンネン人材だったりして、散々たるもの。 一概にはいえないが、面接において重視すべきは、何をしてきたかではなく、どこで働いていたか、ではなかろうか。やっぱ超一流のところで働いている人材は、得体の知れない会社から漂着した人材とは違うしね。安心なんだよ。アップルやグーグルで働いている人の方が、ハロワでく

    何をしていたかより、どこにいたか。 - Everything you've ever Dreamed
  • 五十才独身男に結婚出来ない理由を指摘したら超キレられた。 - Everything you've ever Dreamed

    時、五十才の元同僚A氏から「フミコ氏お願いだ。俺が結婚出来ない理由に心当たりがあるなら、遠慮なく言ってくれ」と言われた。じっと彼の顔を正面から見つめてみる。インターネットで人様の外見について述べるのはフェアじゃないので、僕が彼の顔についてどのようなジャッジをしたのか、敢えて言わない。ご両親と遺伝子を恨むしかない顔面と述べるにとどめておく。だいいち僕が言うと説得力が失われてしまうけれど、結婚と顔面はあまり関係ないし。 顔の不出来よりも気になったのは、貧しい心と葬式が映し出されたような陰気な表情。自覚してる「結婚できない」要因を訊くと彼は顔が良くないからと答えた。そして「あとは収入が少ないことかな」と続けた。これだよこれなんだよ。僕はダイレクトに言ってやる。「顔が悪い。収入がよくない。確かに君の顔は悪いし収入は生活保護以下だ。将来もない。年金も貯金もない。けれどそういう自分の劣悪さを理由や

    五十才独身男に結婚出来ない理由を指摘したら超キレられた。 - Everything you've ever Dreamed