※写真は右の脚を、外側から見ている図です。 「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」 症状としては、(指差している辺りが)膝の曲げ伸ばしの際に激しく痛みます。 私が指差す先にある、縦に伸びる白い帯が腸脛靭帯と言う(骨盤とすねをつなぐ)靭帯で、 すぐ下に腿の骨の外側上顆と言うデッパリがあり、膝の曲げ伸ばしの動作で、 腸脛靭帯が外側上顆の上を通り過ぎるときに、モモの筋肉(外側広筋)と摩擦を起して 炎症を起した結果、発症します。 膝が20度~30度曲がった角度で腸脛靭帯が外側上顆の上を通り過ぎるので、 膝の曲げ伸ばしの角度が浅く、頻回になる長距離ランナーやサイクリストに 多く観られるオーバーユースシンドローム(使い過ぎ症候群)の一種です。 治療としては、 ・アイシングと、安静。 ・腸脛靭帯のストレッチ。 が、一般的です。 「休養によって痛みは引くが、運動を再開すると再発しやすい。」 との認識も一