ラ・ピュセル [Jeanne la pucell] 「私以外に、この国を救えるものはありえません」 中世フランス王国の伝説的英雄ジャンヌ・ラ・ピュセル――ジャンヌ・ダルクの言葉。ドン・レミという農村出身の彼女は読み書きさえできない村娘だったが、やがて「神の声」を聞き、イングランドとの百年戦争に破れつつあった祖国を救うため立ち上がった。彼女が率いるフランス王太子軍は破竹の連勝街道を進み、最重要拠点の一つであるオルレアンを奪還する。彼女は、国民たちにフランスという国家を認識させた、最初の求心力であったと言われている。 この言葉は、自分に兵をあずけるよう軍の幹部たちに申し入れた時の言葉。彼女は結局ピュセル(乙女)と承認され、藁をも掴む思いのフランス王国から軍隊を任される。 アンドレ・ジット 「作り物の自分を愛されるより、ありのままの自分を憎まれる方がましだ」 アナトール・フランス 「悪は必要であ