今週の月曜日のこと。人間が出刃包丁を振りかざして人間に切り掛かる姿を初めて肉眼で見た。それも引っ越したばかりの上海の自宅から。 パソコンに向かって書き物をしていたら、外がなんだか騒がしい。ベランダに出てみると、私の住んでいるアパートの正面に店を出している八百屋を遠巻きにして大勢の人が集まっている。人だかりの中には、店の関係者らしい、いきり立つ男女が数人と、濃い色をした制服姿の男たちが数人。 すると八百屋の主人らしき男が「お前たちはいつもいつも!」と叫びながら出刃包丁を頭の上に振り上げ、制服に向かって降り降ろそうとした。私の自宅から現場までは20メートルあまり離れているが、肉眼で包丁だということがハッキリ分かった。中国では家庭でも一般的に使われる小型のタブレット端末ほどの大きな歯のついた包丁で、中国の人たちはこれ一本で、野菜を刻み、肉の骨を叩き割り、魚のうろこも器用に取る。慌てた仲間たちが男
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