あんなに長時間勉強したのに、どうして覚えられないのだろう。そんな悩みを持つ人は少なくないのではないでしょうか。 忙しい中、せっかく勉強するのだから、もっと効率的に学びたいですよね。そこで今回は、勉強をしてもいまいち記憶に定着しない人のために「レミニセンス効果」を活用した勉強法をご紹介します。 「レミニセンス効果」とは? レミニセンス効果とは、情報を記憶した直後より一定時間たってからの方が記憶をよく思い出せるということです。このレミニセンス効果について、名古屋大学環境医学研究所所長である、脳神経学者の澤田誠氏は次のように述べています。 脳は、自分が生き残るために有効な情報かどうかを取捨選択し、不要なものは排除、必要なものは長期記憶として書き換えます。この情報整理の過程に時間がかかるので、覚えた直後よりも、少し時間が経ってからのほうが思い出しやすいという、レミニセンス効果が起こるのです (引用