Windows 2000では、ログオン時のユーザー認証によりそのユーザーの権限を決定し、以後プログラムを実行したり、ファイルをアクセスしたり、ネットワーク資源にアクセスしたりするたびに、ユーザーの権限が確認され、権限を超えた操作は禁止されたり、操作内容がログに記録されたりするようになっている。このように、システムを安全に運用するには、ログオンは避けて通れない処理だが、たとえば自宅にある自分専用のマシンで、自分以外がこれにアクセスすることはほとんど考えられないような環境では、ログオン処理が無駄だと感じるかもしれない。使うユーザーは自分しかいないのだから、コンピュータのスイッチを入れたら、ユーザー名やパスワードなどを毎回入力しなくても、本人としてログオンし、利用可能な状態になってほしいと考えるだろう。 Windows 2000システムを使い始めるときには、まず最初にこのログオン ダイアログで正