日本人の1日のテレビ視聴時間は3時間にもなる(NHK放送文化研究所の“生活時間調査”=2012年3月に実施による)。YouTubeやニコニコ動画、Huluなどの映像配信がさかんになり、スマートフォンやタブレットで映像再生も行なわれるようになったとはいえ、いまのところ家庭のエンターテインメントの中心的な役割を担っている。一方で、“テレビばなれ”が言われて若年層を中心に「ほとんど見ない」という人たちも増えているのも事実ではあるが。 日本の広告市場は、リーマンショック以降減少に転じたが、テレビ広告に関しては、2011年は前年比99.5%と微減、2012年は同103.0%という推移となっている(電通による)。グーグルが2012年8月に発表した調査結果(The New Multi-Screen Wolrld)では、今後、人々は“スマートフォン”、“タブレット”、“PC”、“テレビ”の4つのスクリーン