通常、私たちがプレゼンの場面で提案するのは、このような複数枚の企画書です。これを紙芝居形式で1枚目から、この場合、最後の6枚目まで順番に見せていくことになります。 もちろん、こうしたテキスト主体の形式や、最初から最後まで順番に見せる見せ方(方法)自体、何ら問題になるものではありません。 ただ昨今、プレゼンを1枚の企画書で行おうという傾向が強まっています。その理由は、いくつか考えられますが、簡潔明瞭に自分の言いたいことを表現し、それをできるだけ短時間で伝えるべきである、という昨今の「スピード企画」「スピード決裁」の風潮に応えたものだというのが一番の理由だと思います。 提案を行おうというクライアントに対して、「御社にいま必要なことは、これです」と言って、差し出されるものがたった1枚で言い尽くされていたとしたら、それに勝るものはありません。つまるところ、企画というのは「簡潔に言って、こういうこと