Snow Leopardが発売されてから2週間も経ちませんが、早くも「Mac OS X 10.6.1 Update」が公開されました。不具合の修正がメインですので、取り急ぎアップデートしたほうがよさそうです。 さて、今回は「OpenCL」について。従来は描画オンリーだったGPUのパワーをCPUとともに一般の演算にも活用するという、異種プロセッサを利用したヘテロジニアスな並列処理機構だが、Snow Leopardのシステム上を探せども探せどもその効果は見つからず……というわけで、Appleのサイト上で (非ADC会員にも) 一般公開されているサンプルコードをもとに、その効果のほどを検証してみたい。 Snow LeopardにおけるOpenCLの位置付け OpenCLの仕様が確定し、「OpenCL 1.0」として公開されたのは2008年12月のこと。Snow LeopardはOpenCLを実装