スマートフォンやカーナビゲーションの普及とともに、操作手段の1つとして市民権を得つつある音声認識機能。しかし機器との対話は、内容を正確に読み取れているか、返答は的確だろうかという部分が優先され、"人間味”を感じることはできなかった。 ヤマハが今回発表した新技術「HEARTalk(ハートーク)」は、一本調子ともとれる機器との対話に感じる不自然さをなくし、人間同士の会話のような自然さをプラスできる「自然応答技術」。5月11日から一部の技術を利用できるソフトウェアとハードウェアを法人向けにライセンス提供している。 「人間同士の会話では、ゆっくり問いかけられればゆっくり返答する。こういった当たり前のやり取りが、現在の対話システムにはなかった」とHEARTalkの発案者である、ヤマハ研究開発統括部新規事業開発部VAグループ企画担当次長の松原弘明氏は現状を説明する。 対話を自然だと感じるのは、スピード
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