完全自動運転車の走行はセンサーが頼りだ。周囲のオブジェクトを検出するのにはLiDARセンサーが有用だが、大雨の中では性能が低下するとのシミュレーション結果が示された。 ウォーリック大学の研究者は、実際の道路や天気を想定した環境でテストできる3Dシミュレーターを使用。雨天時のLiDARセンサーの性能を評価している。 さまざまな降雨量のモデルでセンサー応答を測定 LiDARセンサーは、円形/楕円形の断面を持つ近赤外光のビームを放射することにより機能する。 オブジェクトからの反射を検出するLiDARセンサーの課題の1つに、雨によるパフォーマンス低下がある。近距離にある雨粒がビームを反射し、センサーは物体として検出してしまう。また雨粒は、光の一部を吸収する可能性があり、センサーの性能低下につながるという。 研究者は3Dシミュレーターにて、さまざまな降雨量のモデルでセンサー応答を測定。誤検出を記録し
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