2009年03月06日 「気楽に殺ろうよ」は、本当にレーニンのように爽やかなのか ソフトバンク出版の上林さんが担当をしている「ビジスタニュース」という良質なメールマガジン(僕もお世話になりました)があるのですが、このあいだ配信された記事に「ドラえもんの革命、マルクスの革命」というものがありました。 この記事では、「革命」が社会的価値の転倒であるということを確認して、「もしもボックス」に代表されるドラえもんの道具、ひいては藤子FのSF世界とレーニンの「金の公衆便所」論が同じように「爽快」だったということが書かれています。レーニンのことはよく知らないのでアレですが、「FのSFは、社会的価値を転倒・逆転させるものに優れたものが多い」というのは、僕も同意見だし、きっと多くの人がそう思っていると思います。とくに、記事のなかでも紹介されていたSF短編の「気楽に殺ろうよ」などは、僕も大学生のときに読ん