千葉県船橋市は7日、住民の個人情報を不正に閲覧して漏らしたとして、環境部の係長級男性職員(45)を停職3か月と主任級への降任処分にした。 発表によると、男性職員は今年5月、職場の住民基本台帳システム端末を業務目的外で使用し、市内在住の飲食店で働く女性の世帯情報を閲覧。この情報を知人に話した。 職員は同月、この情報を女性の同僚にも話し、不審に思った同僚が女性に伝え、職員の不正閲覧が7月に判明した。市は、監督責任として環境部長(58)と同部課長(56)を文書による訓告処分とした。 同市では昨年12月、住民の個人情報を探偵業者に漏らし、見返りを得ていたとして非常勤女性職員を懲戒免職処分としたばかり。記者会見で松戸徹市長は「信頼回復に取り組む中で、再びこのような事件が起き、大変遺憾。おわび申し上げます」と述べた。