ディー・エヌ・エーやグリーなどのソーシャルゲーム興隆の陰で、家庭用ゲーム機市場の苦戦が伝えられて久しいが、ここにきて復権の動きが出始めている。 牽引役はソニーだ。昨年の年末商戦期に発売された同社の携帯ゲーム機「PS Vita」は本体のほかにゲームに必要なメモリーなどを加えた総額支出が2万-3万円台という高価格で、苦戦が伝えられていた。だが、中堅ソフトメーカー、インデックス(旧アトラス)の「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」が発売2週間で16万本を突破。つられて、PS Vita本体も売れ、一時期店頭から消える騒ぎにまでなった。 また、歌手・松崎しげるの“黒さ”を利用したテレビCMで話題になったPS Vitaの白色バージョンも好評。まるで最近発売されたかのような盛り上がりを見せている。 ソニー・コンピュータエンタテインメントで主に日本市場を担当する河野弘取締役は以前、PS Vitaの販売不振に