2007年10月17日07:45 カテゴリ書評/画評/品評Logos ガチで読ませる一冊 - 書評 - 甲骨文字の読み方 文字、ガチで読ませる一冊。 甲骨文字の読み方 落合淳思 ここでいう「読ませる」は、「読み応えのある」の意味もあるが、本来の意味である「読む」の使役形である。 本書「甲骨文字の読み方」は、本書を読む事で亀甲獣骨文字(Wikipedia)を読めるようにしようという一冊。それも、単に甲骨文字に対応する漢字に置き換えようというレベルではなく、甲骨文字で書かれた文章を漢文を読むぐらいに読めるようになることを目指している。 そのガチぶりは、目次からも伺うことが出来る。 目次 はじめに 第一章 甲骨文字とはなにか 甲骨文字の時代 甲骨文字解読小史 刻まれたのは占いの内容 操作・改竄された占い 殷代史の資料としての甲骨文字 漢字の成り立ち 第二章 入門編 文字を読む 甲骨文字の解読法