「続・Erlangの型記法(間違い訂正)」にて: Erlangの型記法(type notation)は、言語仕様の外にある規約に過ぎません。しかし、型変数や型構成子が自由に使えるとなると、形式的に割ときれいな型システムを作れそうです。 実際にやってみます。Erlangの型システムを定式化してみます。ここで、型システムとは、型の表現(type expression)に関する構文論と意味論のことだと考えます。次の2つを目標とします。 現状使われている非形式的な型表記(type notation)構文をできるだけ尊重する。 形式的にある程度満足できる定式化を提供する。 内容: 型表現の構文 いろいろな型関数 型演算子 型変数と型環境 新しい型関数の定義 局所的な型束縛 開いた型表現の解釈 圏論的な意味論 まとめ(になってない) ●型表現の構文 型表現(type expression)は、型定数、