週刊ポストでの井沢元彦氏から呉座勇一氏への公開質問状で始まり、なかなか充実した呉座氏の回答でその先の展開が楽しみだったが、今週号で井沢氏が一方的に終結宣言をして終わってしまった。 井沢氏は呉座氏が井沢氏の研究がなんの価値もないものと決めつけ、「推理小説家に戻られてはいかがだろうか」とした言葉をとらえ、「こんな人間に貴重な週刊ポストの誌面を割いて見解を書かせるのは時間の無駄である」と宣言したわけだ。 逆に井沢氏が同様に数年前の職業に戻れといったら呉座氏だって腹を立てただろうから、この打ち切り宣言は仕方ない。そのことで、せっかくの呉座氏の鋭い追及に井沢氏がどう答えるか楽しみだったのに残念である。 そして、私と呉座氏の論争については、アゴラ編集部からそろそろにしてはと言われていたし、早川忠孝先輩からのレフェリーストップ推奨もあったので、私に「忠告する」というアゴラ史上初めてと思われるタイトルの呉