2009年05月23日 医薬品ネット販売規制で考える、自由とパターナリズムと、愚行権 医薬品のネットでの販売規制を巡る議論が大詰めを迎えています。楽天からは、熱いメールの連発です。 ところで皆さん、「自由とは、何か?」という問いに対し、どう答えますか? 私は、「自由とはパターナリズムの制限である」と、昔、とある本で読み、非常に感銘を受けた記憶があります。 今回の厚生労働省が主導した一連の議論を見ていて、私には、この「パターナリズム」という言葉が強く想起されました。ご存じない方のためにウィキペディアでの解説を抜粋しつつ、引用するとこうなります。 「パターナリズム(英: paternalism)とは、強い立場にあるものが、弱い立場にあるものに対して、後者の利益になるとして、その後者の意志に反してでも、その行動に介入・干渉することをいう。 日本語では「父権主義」「温情主義」などと訳される。 国家