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持続可能性に関するtamatodoのブックマーク (2)

  • 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一因

    人がべているウナギは19の種・亜種が知られるウナギの一種、ニホンウナギで、日韓国台湾中国など東アジア一帯の海域の回遊してくる。沿岸に回遊してきたシラスウナギ(ウナギの稚魚)は河川を遡上して成長し、そこで5~10年程度過ごした後に、繁殖のために河川を下って海に下る。 ウナギは5~8月の新月の直前に、グアム島近く、西マリアナ海嶺南端付近の太平洋で産卵するとされる。卵からふ化した仔魚はほとんど自分では泳がずに海流に乗って西に移動、その後黒潮に海流を「乗り換えて」北上し、東アジア各国の沿岸までたどり着く。 これがウナギの長く、不思議なライフサイクルだ。 こうしてみるとウナギの生息のためには、河川の上流域や湖沼から下流域を経て公海に至る広い範囲の環境がきちんと保全されていなければならないことが理解できるだろう。河口域の干潟や浅海部分も、遡上前のシラスウナギや、海に泳ぎ出す直前の親ウナギ

  • 第3回 外来種輸入には多くの問題、資源管理に漁獲規制が急務

    危機的な状況にあるウナギ資源を前に、われわれは何をすればいいのだろうか。 「救世主」として最近のニュースなどで頻繁に登場するのが、インドネシアやフィリピンなどの東南アジアやアメリカ、果てはマダガスカルやオーストラリア・タスマニアからのウナギの輸入である。 中には「中国がマダガスカルやアメリカウナギに既に手を伸ばしつつあるのだから日の商社も負けずに海外に買い付けに行け」といった主張すらある。だが、これが何の解決にもなり得ず、むしろ問題を悪化させるだけであることは明白である。 「第3のウナギ」も乱獲の連鎖に 資源レベルの評価も持続可能な採取レベルも何も分かっていないうちに、これらの資源が日のウナギの大量消費に巻き込まれれば、持続的ではない採取によって「ある資源がだめになったら別の場所で代替品を、それもだめになったらまた別の種を」という「乱獲のヒット・エンド・ラン」に陥るだろう。 その結果、

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