2016年の6月より化学物質のリスクアセスメントが義務化されます。 http://www.jisha.or.jp/campaign/eisei/eisei02.html これがなかなかすごい法律です。 (1) 化学物質のうち毒物よりもリスクが低めで、危険性を軽視しがちな化合物について (2) 新規に使用する際にはリスクを評価し、 (3) リスクが高いものについては対策する というものです。 これだけを聞けば、決して悪い法律ではなく、実際に対応すべきであると思われます。 しかしながらそのリスク評価に大きな問題があります。 問題点その1 640種の化合物について評価をひとつずつ行う必要がある。 毒劇物やPRTRについても、多数の薬品の評価をする必要がある点が現場にとっての負担でした。 合成系の研究室や企業では1000種類を超える化合物を保管しています。 これらの一つ一つが230種(PRTR法)