カジュアル衣料、ユニクロを展開するファーストリテイリングは16日、「ユニクロシューズ」というブランド名で靴の製造販売に本格参入すると発表した。衣料品で培ったブランド力を靴にも活用し、総合ファッションブランドとして顧客の取り込みを図る。 第1弾として、女性用、男性用各4種類を同日発売した。女性用はバレエシューズやブーツ、男性用はスニーカー、ブーツなどで、価格は1990~4990円。柳井正会長兼社長は発表会で「従来の靴市場は高価格のブランド品と、品質の悪い低価格品のニ極に分かれていた」と話し、「高品質・低価格」をうたう新製品に自信を見せた。初年度40億円の売り上げを目指す。 当初はユニクロの大型店や低価格店「ジーユー」など計235店で販売し、順次広げていく。ユニクロシューズ専門店や海外販売も検討する。【窪田淳】