仮払消費税とは、経理処理を税抜方式でおこなっているときに使う勘定科目です。仕入れや経費にかかった消費税について用います。仮受消費税との違いや帳簿に記載するときの仕訳例、消費税に関する計算を簡便化する簡易課税制度についても紹介します。 仮払消費税とは「仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)」とは、消費税を税抜方式で経理処理をしている場合に用いる勘定科目です。たとえば仕入をしたときは、仕入先に支払った代金のうち、消費税に相当する金額を「仮払消費税」として仕訳をします。 なお、税抜方式とは、消費税額と消費税が発生した取引の金額を区分して経理処理する方式のことです。税込方式では、消費税額と消費税が発生した取引の金額とを区分しないで経理処理します。 参考:国税庁「No.6375 税抜経理方式又は税込経理方式による経理処理」