ある日突然ライセンス料の請求通知が来る 日本に住んでいるとそこまで気にはしないものだが、中国ではフォントの著作権に関する訴訟問題が多い。T-mallやタオバオのサイトでECサイトを運営者に対して北京北大方正電子有限公司から「あなたのサイトは方正電子の字体をライセンス無しで使用しているので、迅速にライセンス料金を支払うように。支払わなければ訴える」という内容の通知が届くケースが出ているのだ。越境ECなどで、中国のサイトに自社の商品情報を載せる機会もあると思うので、注意したい点である。 英語などのアルファベットと比べ、中国語はフォントの元になる漢字が圧倒的に多いため、作成するのに相当な労力がかかることは分かる。しかし、フォントパックを購入しているにもかかわらず、商業目的に利用したとして賠償金が取られるのは不服だと、論争が起きているのだ。 26文字で完了してしまうアルファベットとは違い、漢字は約