この激動のような二週間を経て思ったことは、やはり、変化は必要なのだということだ。この数年、C++の参考書をだらだらと書くばかりで、まったく変化がなかった。怠惰はプログラマーの美徳だなどとうそぶきながら、何も変わっていなかったわけだ。 それが、引っ越しをしなければならなくなると急に決まった。引越しに伴い、今のコンピューターとインターネット接続も失うことになった。劇的な変化だ。 まず行ったのは、C++参考書のGitHubでの公開だ。とにかく、未完成だが公開しなければならない。このまま埋もれさせるわけには行かない。もちろん、GFDLのような自由を保証するコピーレフトなライセンスで公開するのだ。私が無きあとも、自由に使えるように意思表示しておかなければならない。 当初は、公開して、そのまま消えるつもりだったが、多くの誤字脱字の修正がpull requestで送られてきた。そのため、にわかにやる気を