アンドリュー・タネンバウム教授といえば、「MINIX」というUNIXに似た学習目的のOSの開発者の一人で、このMINIXとタネンバウム教授の著書「オペレーティングシステム 設計と実装」に刺激を受けて、リーナス・トーバルズ氏がLinuxを開発し始めたと言われています。 そのタネンバウム教授へのインタビューが、フランスのWebサイト「LinuxFR.org」に掲載されていました。MINIXの最新動向、なぜLinuxがこれだけ普及したのか、そしてトーバルズ氏と論争になったといわれているマイクロカーネルについて、興味深い答えが引き出されています。一部を訳してみました。 MINIXではNetBSD互換に取り組んでいる MINIXはもともとOSの構造などを学ぶための教育目的に、コンパクトでソースコードがすべて公開されたソフトウェアとして開発されました。コンパクトな作りやマイクロカーネルといった特徴は維