ピクサー、東映、ジブリ――アニメ産業、若手育成とヒットの関係(1) - 10/07/28 | 12:20 子供たちは歓声を上げ、大人たちはハンカチ片手に涙する。公開中の米ピクサー映画『トイ・ストーリー3』は、過去2作にも増して子供も大人も楽しめる内容に仕上がった。 最近のピクサーの勢いはすさまじい。2006年以降は毎年1本のペースで作品を世に出し、すべてが大ヒット。これに対し、日本を代表するアニメ制作会社、スタジオジブリが作品を仕上げるのは2〜3年に一度。なぜ、ピクサーは安定したペースでヒット映画を作れるのか。 ピクサーを活気づける 世代交代とチーム力 ピクサーを語るうえで外せないのが、天才、ジョン・ラセターの存在。もともとディズニーの手描きアニメーターだが、CGアニメの可能性に早くから着目。ディズニーを飛び出し、ピクサーに入社した。 1995年に長編映画第1作『トイ・ストーリー』を