アプリ開発などを手がけるエイチエムディティは4月8日、iOS向け辞書アプリ「大辞泉」の新版「2.0」を有料(2000円)で公開した。昨年5月に公開した前バージョンは、アプリ本体を無料化し、「ソーシャルゲーム風課金」機能を実装する新たなビジネスモデルに挑戦したが、「成果を収益に結びつけることができなかった」ため、有料に戻したという。アプリを収益化する難しさが改めて浮き彫りになっている。 大辞泉は、26万2500語を収録した辞書アプリ。前バージョンでは全機能を無料化し、機能の使用に回数制限をかけていた。回数制限は、時間の経過か、有料アドオンの購入により解除されるという“ソーシャルゲーム風”ビジネスモデルに挑戦していた。 同社はブログで、再有料化の経緯やダウンロード数、課金率などを詳細に報告している。ダウンロード数は公開から11カ弱で約15万と「辞書アプリとしては、充分に大きい」数だった。検索語
普段あまり辞書を引かない人にこそオススメです。 【大辞泉 】は、総項目数26万2,500語を載録した本格的な百科+国語の大型辞典アプリ。 時間経過により「利用可能回数」が1ずつ増えるという、まるでソーシャルゲームのようなシステムが採用されているため、本来であれば高価な機能を誰でも無料で使うことができます。 こちらがそのシステム。ことばを検索して詳細を見ると「利用可能回数」が1減ります。 0になると使用不可になるのですが、15分経過するごとに1ずつ回復していくので、無課金でも使い続けることができるんです。これは画期的。 検索文字を入力して一覧表示になった時点では「利用可能回数」が減らないため、サクッと語意を見たり「しおり」に登録するといった作業ならいくらでも出来てしまいます。 ただし利用可能回数が0の状態だと検索も不可となります。 インターフェースは親しみやすい感じ。操作に迷うことはほとんど
『ブックビジネス2.0』セミナー 第一回 《本、アーキテクチャ、生態系 〜 電子書籍語りバブルを越えて》 代表を務めている団体オーバルリンクでこんなセミナーを企画しました。登壇します。 『ブックビジネス2.0』セミナー 第一回 《本、アーキテクチャ、生態系 〜 電子書籍語りバブルを越えて》 ・ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系 "電子書籍語りバブル"とも言える状況となった2010年にあって、『ブックビジネス2.0 ウェブ時代の新しい本の生態系』は、類書とは一線を画した内容で、業界関係者の注目を集めています。 本セミナーでは、電子書籍版の開発も進んでいる『ブックビジネス2.0』の執筆者陣が、毎回、ゲストをお招きして、この先にある<本>のかたち巡り、縦横に論じていただきます。 第一回は、<本>とアーキテクチャをテーマに、著者の橋本大也氏と岡本真氏が、ゲストに『アーキテクチャ
連載第1回は「駅探エクスプレス」の開発で知られる HMDT株式会社 iPhone、Android、BlackBerryとにわかに活気づく日本のスマートフォン市場。スマートフォンで本当に重要なのはOSや端末ではなく、その上で動作する「リッチなアプリケーション」である。本連載では、スマートフォン向けアプリケーション開発で実績のあるベンダーに話を聞き、その市場の特性とトレンドを探る。 第1回でお話をうかがうのは、HMDT株式会社の代表取締役である木下 誠さん。元々はMac OS X用アプリケーションからスタートした同社だが、iPhone用でも株式会社駅探の「駅探エクスプレス」の開発を手がけるなど、iPhone登場初期からその特徴を活かしたアプリをリリースしている。 アプリ開発をただ受託するのではなく レベニューシェアの形で一定割合を受け取る ――HMDTの近況について教えてください。 木下 もと
木下誠氏、iPhoneアプリ開発者しいてはマック関連の開発者で、彼にお世話になった人は本当に多いでしょう。HMDT、Happy Macintosh Developing Time社の木下氏に会ってiPhoneアプリ開発のことビジネスのことについてお話ししてきました。 前半ではiPhoneアプリの開発に関して駅探エクスプレスを例に教えてもらい、後半ではHMDT社の社長としての木下氏にお話を伺う内容になると思います。1時間半もお時間もらったのですが、知的好奇心をくすぐられる話ばかりで本当に楽しかった。 こちらが後編になります。 HMDT木下誠氏インタビュー。アプリケーション開発とデザイン。そして、知への探究心。 – AppBank HMDT社が手がけたiPhoneアプリ appbank(以下A):HMDTが手がけたアプリはHMDTリリース以外にも多くあります。これまで手がけられたもので公開でき
App Storeに登録できるiPhoneアプリを作るために iPhoneが登場して半年が経った。iPhoneの魅力は、デバイスとしての機能だけでなく、同時に登場したApp Storeにもあるだろう。日々新しいiPhone向けアプリケーションが登場し、その数は1万5000本を突破した。 iPhone向けアプリを作成してApp Storeに登録してみたい、と考える開発者は多くいるだろう。だが、開発に関する情報は、特に日本語のものは、絶望的に少ないのが現状だ。アプリ開発の最初の一歩の解説を行う書籍は、ようやく登場し始めた。だが、そこから先の、実際にユーザに使ってもらうためのアプリを作ろうとなると、もっと実践的な情報が欲しくなる。 そこで、具体的なiPhoneアプリの開発を解説する連載を始めたいと思う。この連載では、カメラアプリや、RSSリーダアプリといった、本当に使い物になるアプリを作りながら
HMDT 代表取締役。著書に「たのしいCocoaプログラミング Leopard対応版」(BNN新社刊)などがある(Amazon.co.jp)。学生時代にMacと出会い、2000年よりウェブサイト「HMDT」でMacによるプログラミングの紹介などを始め、2007年にHMDTを設立。現在はウェブブラウザー「シイラ」プロジェクト、さまざまな企業とのコラボレーションによるiPhoneアプリケーション制作などを行っている 針のない新しい時計のカタチ 最近、毎日のように「iPhoneはどんなケータイですか?」と聞かれる。僕は決まって「iPhoneはヒトのようなケータイ」だと答えている。それは、iPhoneが追加するアプリケーションによってさまざまに変化し、世の中に同じiPhoneは存在しないと思わせるほどの多様性を見せているからだ。 iPhoneアプリケーションを多数手がけ、オリジナルブランドとして「
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