「本来の自分は頑固で、好みが偏っていて、口下手だし、思い込みが強いタイプ――」と言うのはマイクロソフトでMac OS向けOffice製品のエグゼクティブプロダクトマネージャーを務める仲尾毅(なかお・つよし)さんだ。愛用の「MacBook Pro」を脇に抱えてさっそうと現れた。少し恥ずかしそうではあるが、簡潔に話す姿からは頑固者の口下手には見えない。 仕事は変わらず――だが、知らない人ばかり 理系大学出身ということもあり、機械・システム関連は得意分野だ。最初に就職したのは放送機器を取り扱う会社で、プロフェッショナル向けビデオシステムのエンジニアとして編集・送出システムの構築を手がけていた。その後数回の転職を経て、1999年にビジオ・ジャパンに入社。あのビジネス向けグラフィックソフト「Visio」を開発していたビジオである。 だが、その翌年の2000年、ビジオはマイクロソフトに買収された。「こ
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