デジタルカメラ以前から、プロ/アマチュアを問わず、さまざまな方法で立体写真は楽しまれてきた。 3D用画像の撮影は単純で、左右から見た映像となるように位置を変えて撮るだけなので、2台のカメラを用意してシャッターをリンクしたり、レンズ部に工夫を施して1ショットで左右の画像を同時にフィルムに焼き付けたり、あるいは位置を変えてもう1枚撮るなど、撮影する手段も様々ある。 さらに、立体視用の双眼鏡のようなビューワーを使ったり、見る際に色付き(あるいは偏光、液晶シャッターの)メガネをかけさせたり、裸眼立体視をさせたりと見るほうでもいろいろと工夫がなされている。 富士フイルムが8月8日に発売する「FinePix REAL 3D W1」は、1台のデジタルカメラの中に2つのレンズと撮像素子を組み込んで立体撮影を行なうという、おそらく世界初のデジタルカメラだ(おそらくと表記したのは、特殊撮影機材の分野では存在す
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