“壁を走る”不思議な感覚、タカラトミー「エアロスパイダー」:橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第8回(1/2 ページ) ワタクシが子どもの頃、R/Cカーはとても高価なものに思えたが、今や1000円均一ショップでも手に入るくらい安くなってきた。ところが、値段の安さにつられて買ったはいいが、すぐに飽きて遊ばなくなるケースがけっこう多い。その一番の理由は、走らせる場所がないということに尽きるだろう。ニッポンの狭い家屋事情では、なかなか思い切り走らせるスペースなどないから、R/Cカーを楽しもうと思うと、かなりのストレスがつきまとうのだ。 そんな中、満を持して発売されたのが、タカラトミーの「エアロスパイダー」である。その名の通り、クモのように垂直な壁にぴたりと張り付いたまま走ってしまうのだ。恐るべし、タカラトミー。 ふつうのR/Cカーは床しか走れない。つまり、室内を箱ととらえると6面ある中の1面しか走