今年はスギやヒノキ花粉の飛散量が非常に多く、重度の花粉症である私は今なお体調不良が続いています。一時期は緊張感を以て計画的にダイヤを守っていたJRも、最近はすっかり平常運転と言うべきか通勤時間帯は恒常的に遅延が発生して乗車時間が延びるだけでなく混雑度合いも増すばかり、あげくに省エネにかこつけて空調が切られているものですから窓が真っ白に曇って外が見えなくなるほどの蒸し風呂状態、途中で吐きそうになるほど体力を消耗する毎日です。こういう時、ちょっと前なら「死にそうになる」とでも書いていたところですが――1万人を超える人間が津波に飲み込まれた後となっては、安易に「死にそう」という表現を使うのは避けることにしたいと思います。 「W杯に出られなかったことが人生における悲劇とでもいうんですか?人が死んだわけじゃない。悲劇という言葉を簡単に使わないように」とイビチャ・オシムは言いました。一方で全く安全なと