印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力は30日、福島第一原発2号機で原子炉格納容器から吸い出したガスの水素濃度が2.7%に上昇したと発表した。酸素が入って爆発しないよう窒素を送り続けており、「爆発を心配するレベルではない」としている。 2号機では格納容器からガスを吸い出し、フィルターを通して外部に出すガス管理システムが28日に稼働した。その時点で約1%だった水素濃度が30日午後5時には2.7%だった。このため水素濃度が上がらないよう窒素を送る量を増やしている。 東電原子力・立地本部の川俣晋本部長代理は「空気の流れが起きて水素が漏れ出てきたのではないか」と話している。