今回は一刀両断(いっとうりょうだん)です。 バッサリやることでしょ。 物事をすばやく処理・決断すること。です。 別に相手をやっつけなくてもいいんだ。 一太刀(ひとたち)で、対象を二つに切る、という言葉ですから、一刀は一回で、両断は二つに切るってことです。 速さが大切なんだね。 そうですね、現代中国では、古い関係を思い切って断つ、と言う意味で使うそうですよ。 おお、それこそ、一刀両断だね。腐れ縁を断つ。 この言葉を書いた朱子は、やるべき事をやるときは食事も忘れて、何かに打ちこみ、楽しむ時は憂いを忘れ心から楽しむ、孔子の生き方を一刀両断の生き方だ、と言ったそうです。竹を割ったような生き方、と言うことですね。 なんか全然ちがうじゃん!四字熟語って漢字のイメージで意味が変ったり増えていくよね。 確かにそうですね。 出典は「朱子語類」でした。