デジタル一眼レフカメラの普及が進むにつれ、RAW現像や写真修整のノウハウが一般の写真愛好家にも拡がり、さらにデジタル写真関連のアプリケーションソフトウェアも機能、画質、価格のそれぞれにおいて充実してきた。 6年ほど前にカラーマネジメントの仕組みやカラーマッチング出力のやり方、キャリブレータの使い方やICCプロファイルのカスタム編集などの特集記事をパソコン誌で書いたことがあった。当時はまだそれらの概念が広く知られる前で、読者アンケートでも良く理解できたと喜びの反応をもらった一方で、全くその必要性が判らないという人も多かったようだ。 ところが昨今は、やや高価であっても、カラーキャリブレーション対応の広色域ディスプレイに興味を持つ人が多くなってきている。それだけパソコンで写真を扱うことに対する知識も広がってきているのだろう。 2008年秋、ソニーが同社のノートPCであるVAIO type Aにフ