京都府福知山市の動物園から逃げ出した、イノシシの背中にしがみつく姿が人気のニホンザルが9日ぶりに市内の畑で捕獲され、無事動物園に戻りました。 動物園は施設を休園にして連日行方を探していましたが、7日午前9時すぎ園から東におよそ2.5キロ離れた福知山市川北の畑で野菜を食べているサルを畑の所有者が見つけました。 通報を受けた市が餌を入れたおりを設置したところ昼ごろになって捕獲され、体内に埋め込まれたマイクロチップで確認した結果逃げ出した「みわ」と確認されました。 動物園によりますと「みわ」はけがもなく元気で、いなくなっているのが確認されてから9日ぶりに動物園に戻った後バナナやパンを食べたということです。 福知山市動物園の二本松俊邦園長は「少し反省しているような表情は見えますが、無事に戻ってきてほっとしています。おりを総点検して二度とこのようなことがないようにします」と話していました。