メール共有サービス「グーグルグループ」で空港の設計図などをグーグル日本法人が流出させていた問題で、東京駅や新大阪駅の内部情報もインターネット上で誰でも閲覧できる公開状態になっていたことが、11日分かった。 空港に続いて駅の情報も流出していたことがわかり、2020年の東京五輪・パラリンピック開催に向けてテロ対策などの見直しなどを進めている国土交通省も調査に乗り出した。 東京駅では、JR東日本の子会社が運営し、駅に隣接するグラントウキョウサウスタワー(地上42階、地下4階)の地下1階部分が公開状態になっていた。外部には非公開の特別高圧線の位置や、ビルの心臓部とも言える「中央管理室(防災センター)」などの施設が詳細に記入されていた。同駅の改札内の地下1階にある商業施設「グランスタ」の図面には、「中央配線室」「機械室」などの各部屋のほか、各店舗が売上金を入れる「入金機室」の場所も明記されていた