随分遅れていますが「スティーブ・ジョブズ」を読み始めています。この本の成功の秘訣は何と言っても、筆者がすばらしいこと。Timeの編集長、CNNのCEOだった人で、さすが、ジョブズが依頼した人です。 印象的なのは、ジョブズは「理系と文系の交差点に大きな価値がある」ことを、強く意識していた点。子供のころから、エレクトロニクスに惹かれつつも、いわゆる文学書も良く読んでいる。 理系の技術だけではなく、意識的に、理系と文系の融合をやっていたんだと、納得。 まあ、ジョブズやアップルの成功は過去の話。問題は将来なのですが、私もずっと理系と文系の境界に大きな価値があると思う。 例えば、MOTは技術経営の名前の通り、技術分野をどうマネージメントするか。技術がわかる経営者が今まさに必要になっています。 日経コラムは、理系の人に、文系の経営をわかってもらおうという意図で書いています。 サイエンスコミュニケーショ