「煙が出ないから、禁煙席でも吸えるところがあるんだよ」そう言って彼女はスティック状のプルームテックを「ふかし」た。 たしかに以前、彼女が吸っていた紙巻たばこと比べると、ほとんど煙は出ないように見えるし、人気のIQOS(アイコス)と比べても、臭いは格段に抑えられているように思われる。 しかし、休日の午後、駅近くのそのカフェには、子ども連れの家族の姿も多い。少し離れた席に座る小さな子どもを眺めながら、ふと「新型たばこは安全なのだろうか」と疑問に思った。 日本呼吸器学会は警鐘を鳴らすそもそも、新型たばことは、従来の紙で巻かれた燃焼式たばことは異なるたばこ製品。「非燃焼・加熱式たばこ」と「電子たばこ」に大別される。 非燃焼・加熱式たばこでは、葉タバコを加熱することにより、ニコチンを含むエアロゾル(*)を生じさせて、それを吸引する。電子たばこでは液体(ニコチンを含むもの、含まないもの)を加熱してエア
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