こちらも資料として置いておきます。 秋田セクシュアルハラスメント 二審にて提出され、裁判所の判決に採用された、 フェミニストカウンセラー河野貴代美氏の鑑定意見書 「セクハラ神話はもういらない 秋田セクシュアルハラスメント裁判 」p189〜192より引用 3 性暴力被害者の行動及び心理状態について (1) 日本では、性暴力被害者の行動及び心理状態に関して、これまで全く知られておらず、関心も払われてきませんでした。最近になってようやく被害者が自らを開示し、現実に何が行われたか、またどのような心理状態にいたかを少しずつ話し始めました。このような実態は、ほとんど当事者にしかわからず、体験そのものの特殊性を考えた時、これは当然のことと思えます。前記1で、被害者の回復にフェミニズムの視点が必要だと述べたのは、自分を責める傾向を持つ被害者に、フェミニズムの視点に立つことによって「あなたが悪いのではない」