「ナンバーワンよりオンリーワン」――。7月19日に行われた「ワイヤレスジャパン2006」基調講演で、同社の松本雅史氏(代表取締役副社長 商品事業担当 兼 情報通信事業 統轄)はシャープの“モノづくり精神”をこう言い表した。会場でも人気の「W-ZERO3[es]」や「AQUOSケータイ」など、オンリーワンを具体化してきた同社の端末戦略は「半歩先を行く」だという。 カメラ付き携帯が当たり前に 今では付いているのが当たり前となった携帯電話のカメラ機能。携帯電話では同社のJ-フォン(当時)向け端末「J-SH04」が初のカメラ付き製品となる。カメラ付きの移動体通信端末としてはほかにも京セラ製のDDIポケット(当時)向けPHS端末「VP-210」が市販されていたが、サイズや電池寿命の短さ、カメラと連携したサービスが提供されないことが敬遠され、ラインアップからは早々に消えてしまっている。
![シャープ成功の秘訣は“半歩先行く”戦略](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/958a021494b0389c4440890161d1037ec672ac1e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmobile%2Farticles%2F0607%2F19%2Fl_yo_sha02.jpg)