ここのところのニュースは、精神をガリガリ削られるものばかりのように感じられる。児童虐待、有名アスリートや人気芸能人の難病告白、いじめ裁判…事案そのものもさることながら、それに伴って主にネットで流れてくる雑音が、特に精神に来る。闘病中の人に対して政治家のとんでもないコメントが相次いだことといい、児童虐待に関してTVタレントがデマを流したことといい…そしてそれらに対して、定番どころの「発言の一部の切り取りだ」という反論が出たり、反論に対して「発言を全部読んだら余計に酷かった」というこれまた定番どころの反・反論が出たり…要するに当事者がそっちのけになっている。 「お前らいい加減にしろ!」と叫びたいところだが、そう発言すること自体が雑音を一つ増やす結果にしかならない。無言の行の最中に「お前ら無言の行の最中だぞ」と言うようなものだ。 それに問題のどれ一つをとっても、一人の力でどうこうできるような性質