はじめに 本書は日本で発行された中では最も危険な文書として有名な 腹腹時計VOL.1 である。1974年3月に東アジア反日武装戦線“狼”により発行された。 腹腹時計の最も危険でありかつユニークな点は、単に爆弾の作り方を述べたに止まらず、いわゆる反日理論をもって爆弾闘争の正しさを主張し、爆弾の仕掛け方や都市に隠れたゲリラ戦の方法まで詳細に述べており、そればかりか地下出版したグループが実際に連続爆弾闘争を行ない多くの死者や負傷者を出している点である。このように内容的にあまりにも危険なため、爆弾製造法の第3篇「技術」と爆弾の仕掛け方の第2章「展開」は省略を余儀なくされた。しかしその上でもなお多くの示唆に富み、資料的価値があると考えここに公開することとした。 はら はら とけい 腹 腹 時 計 都市ゲリラ兵士の読本 VOL.1 東アジア反日武装戦線“狼” 目 次 はじめに・・・