陣痛後出産を迎える女性の握力が瞬間的に最大500キロにまで達することが、京都大学医学部産婦人科の調べでわかった。握力500キロは一般女性の約25倍で、ゴリラと同程度。研究グループでは「出産時に限り、普段人間の力を抑えているリミッターが外れるのではないか」とみている。 同大研究グループでは、陣痛を迎えて分娩室に運ばれた妊娠女性300人を対象に、握力計を握りながら出産してもらうことを依頼。その結果、ほぼ全員の握力が上昇し、8割以上の女性で100キロを越えた。出産を終えると、通常の握力に戻る。 ヒトの握力は成人男性が約60キロ、成人女性で20キロ程度。他の動物では、チンパンジーが200キロ、ゴリラが500キロ、コアラでは1トンに達すると言われている。最高ではこのゴリラの握力に匹敵する500キロを記録した女性もいたが、この女性は顔もゴリラっぽかったため、ヒトではなく本物のゴリラだった可能性もある。
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