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読み物と文章に関するteni-totteのブックマーク (2)

  • りんご嫌いの、ひねた子 - 手にとって確かめられるもの

    とりわけ重要な象徴のひとつ りんごが悪魔の実なんて、と彼は言った。それほどおいしくもないじゃないか、あんなものと。僕はべつにりんごの肩を持つわけではないけれど、きらいでもないし、どちらかと言えばりんごはおいしいと思っていたからなにも言わなかった。 彼の家はキリスト教を信奉していた、彼の言葉をかりるなら、熱狂的に。ご存知だと思うが、と彼はここだけ妙に気をつかって注釈を入れる。『キリスト教の人にとってりんごというのは堕落の象徴のひとつだ。あの宗教には堕落の象徴がいくつもあるけど、りんごはその中でもとりわけ重要な象徴のひとつだ。あれをべたせいでアダムとイヴは楽園を追放させられて、人類は原罪を背負うことになったんだから。』 りんごの出ない卓 だから彼の家でりんごはこれまで一度もでたことはないし、彼が言うには「これからも絶対に出ることはない」。僕はその話を聴いて、キリスト教徒とはそういうものなの

    りんご嫌いの、ひねた子 - 手にとって確かめられるもの
  • 自分の中の水分を出す - 手にとって確かめられるもの

    僕は日語が苦手だ。なにも考えずに書くと、しょっちゅう「てにをは」を間違えるし、よく的はずれな修飾語がでてきて文章を混乱させる。さらに言うと(自分の文章だからどれだけ言ってもいいので安心だ)、よく主語を抜いたままで話をすすめてしまうし、述語が適切でないこともおうおうにしてある。一度書いた文章を見なおすと、かならず5ヵ所はなんらかの間違いがあって、そしてそれを修正してもまだ数十ヶ所は僕の気付いていない間違いがあるような気がする。 それでも文章を書くことは好きだと最近感じる。自分に伝えられないものを無理して振り絞ろうとすると、なにか今まで気付かなかったものが自分のなかにあるのがわかる。どんなによく絞ったぞうきんでも水分が残っているように。その雑巾はきちきちに絞られてる。 そんな状態なのでどれだけ力を入れてしぼりだそうとしても、それが表現されるかどうかはわからない。実際にはほとんどそれが表出され

    自分の中の水分を出す - 手にとって確かめられるもの
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