前回に引き続き、「選択範囲」と「マスク」について解説。今回は「境界線を調整」機能を使い、選択範囲・マスクを細部まで調整していく方法を取り上げる。 前回の記事では「選択範囲」や「マスク」について解説し、Photoshop CS4以降主流になった色調補正パネルやマスクパネルを活用したワークフローを紹介した。今回は、選択範囲やマスクの境界線を細かく調整していく方法に迫ってみよう。 その前に、前回の補足をすると、 調整レイヤーやレイヤーマスクを使った場合は、そのままレイヤー付きのPhotoshop形式でいったん保存しておくことに意義がある。そうすることでやり直しがきくからだが、納品用にはレイヤーを統合したデータをもう1つ作らなくてはいけない。つまり、元データ、レイヤー付きPSDデータ、納品用データと3つのデータを保存することになる。特に、複数のレイヤー付きで保存した場合はデータ容量も大きくなり、カ