1. 4月下旬に宮崎県で口蹄疫が確認された。その後、新たな感染例が続々報告され、過去最大の家畜殺処分が決まるに至っている。政府の対策の遅れが指摘されるとともに、報道が不足しているという意見もネットの一部で話題を集めている。 Togetter - まとめ「なぜマスコミは口蹄疫の件を報道しないのか」 2. 私が考える「必要な報道」は、されていると思う。 口蹄疫はウイルス性の病気で、牛や豚に感染する。基本的に人には感染せず、畜産物を食べても問題はない。口蹄疫は感染力が高く、成畜の致死率は数%だが幼畜では数割が死に至る。有効な治療法がないため、患畜が確認されると、周辺の家畜を全て殺処分し、消毒して、ウイルスの拡散を防止する。 口蹄疫による農家の痛みは、1)家畜を失うこと、2)かなり広い地域の商品出荷が一時停止となること、3)風評被害によって長期的に商品の販売に支障が生じること、である。よって、政府