星の王子様は英語版を持っていて、途中まで読んだことがあった。 すごく面白いと思わなかったし、英語なので読むのも難儀だから途中でやめた。 だけれども、以前から、星の王子さまは大人が読んでも面白いと聞いていたし、有名な本なので一度読みたいとは思っていた。 先日、「荒野へ」という本を買いに行った時、すぐ横に「星の王子さま サンテグジュペリ/池澤夏樹訳」があった。 訳が池澤夏樹と書いてあったので、読もうという気になった。 彼の文章が好きだし、読みやすいから。 それで、さっそく読んでみた。 最高に好きになったという訳ではないが、話の中に出てくる物事の捉え方には共感する部分が多い。 「夜、星を見てほしい。ぼくの星はとっても小さいから、どこを探せばいいか指さしては教えられない。その方がいいんだ。ぼくの星はたくさんの星の中に混じっている。だから、きみはどの星のことも好きになる。・・・・・・ぜんぶの星がきみ