ストリックスシステムズ(ブルース・ブラウン社長、米カリフォルニア州) は、日本での企業向け無線LAN市場に本格的に参入する。短期間で簡単にブロー ドバンドを実現できる無線の長所を生かし、企業の倉庫や工場、大学などの教 育機関、ブロードバンドが利用できない地方自治体などでの導入をすすめる方 針。 同社が手がけるのは「メッシュ型無線LAN」と呼ばれるシステム。屋内・屋 外に同社の無線用アクセスポイント機器を設置し、機器間で通信を行うことで、 固定網を使わない無線通信網を構築する。 周波数帯は4.9GHzまたは5.0GHz帯で、機器同士の回線に「IEEE802.11j」、利用者向けには「IEEE802.11a/b/g」の無線LAN規格で回線を提供する。通信 速度は導入するバックボーンの固定回線により異なるが、100メガビットの光 ファイバーの場合で毎秒3-20メガビットの通信が可能。 無線機器間