空とぶ お尻 | おいも王国の野望（仮）「ヒップアタック」なんて効くわけねえよ。 始めてその技を見たひとは決まってそう言い。続けて「越中って強いの？」って聞きます。 寝そべっている相手の顔面思いっきり蹴り上げたり、頭や延髄を直下式に落としたり するほうが威力があるに決まっているじゃないか。 でも、そういう危険すぎる技は万が一のことが頭をよぎり安心して見ていられません。 ヒップアタックという技は「地味だし滑稽だし弱そうだし」魅力が少ない技です。しかし愚直に繰り返しヒップアタックを繰り返す越中詩郎の熱い姿をみていると「技の強さ」よりも「試合の熱気」にこころを奪われ、相手がロープに振られそして越中選手の尻が宙に舞う姿に陶酔し、相手がマットに大きくバンプを取ると越中選手と同じように拳を握るのです。 「あんな技かかる分けない」「あんなのお芝居だ」とプロレス批判をするひとの理屈も分かります。しかしながらいい試合というのはそういう理屈なんか屁
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